銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 第9話の感想

“日常的に周囲の人間をBLの対象で語る女子”
という表現はオタクのテンプレ過ぎて一人称“あーし”と同様ここで日常感にノイズが走るし、
それ「ゴーストバスターズ」「ソー」とかですら批判されてた“ただの女から男へのセクハラ”案件ではとなった

2箇所のシーンを同時進行でこんなに分かりやすくドタバタコメディとして描けていることが本当に凄い。
最高のアニメーション。

カナタ君の海老の尻尾じゃないできる男ぶりとすっかりカート＆マックスとの仲良しさんぶり、そしてアカネちゃんの過保護最高　カートはちと無愛想だけどそこがカッコよくてマックス君は人の懐に入るのが上手いタイプなの典型的なバディものでいいね！

複数の時間（テキスト）が一つのシーン内で同時に流れてるのが面白いんだ。昔こういう演劇やったことあるんだよね、その本も大した事件が起こらないんだけど面白かったの。そして今回も引きがよい。

見た「もーホントひどいんだけどー痛いっていってんだからやめてよー…違うのなんか開けようとするとなおさらしまってくんの…だからずっとそう言ってたじゃん！あなたたち挟まれてる人の気持ちとか考えたことないでしょ？」…ないです。

騒がしい女性陣と落ち着いた男性陣。そして動き回れるか、それとも挟まれたままか。この静と動の対比が印象的で、画面が切り替わっても反対側の声が聞こえることで映像の繋がりを感じさせる。まるで舞台を観ているような精巧な構図が面白い。次回脱出なるか？！

つまりカナタって“海老天の尻尾”じゃなくて
乗ってる丼間違えてるだけでしょw

不良では発揮出来なかったスキルで脱出を試みるカナタ達
でもカナタに過保護なアカネがパニックを起こしはじめる

もう悪い予感だけしかしないw
全く先頭車両に行ける気がしないw

扉一枚挟んだ男子→女子の（あるいはその逆の）シーン替わりで韻を踏むと申しましょうか、ちゃんと前後の連携があるやつ（伝われ）で好みの脚本だわ～と。クリフハンガー一歩手前な状況のカナタという締めで、クリフハンガー的に次回に続くのにもニヤニヤ。

列車の誤作動によりトイレに閉じ込められてしまった6人
女子トイレではチハルがドアに挟まって身動きが取れない状態に
一方男子トイレでは、カナタ、カート、マックスが協力してトイレからの脱出を試みる

普段カッコイイアカネのマキナちゃん呼びに始まる女子組の描き
無能に思われてたカナタくんが本当は有能だった男子組の描き

所謂“ギャップ萌え”というキャラクターの描きを3分間の中でどうしてここまで魅せられるのか。本当に凄いアニメ

妄想とパニックってそういうw
クリフハンガー要素も入れて次回に続くとか侮れんなー。
まあ危機の中身はしょうもないですがw　でもちゃんとおもろいのがなんか悔しいw